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ゆすはらスタッフブログ
武正 真智子 2015年03月11日
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 伊香賀俊治研究室
臨時職員 武正 真智子
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 伊香賀研究室の地元協力員としてお世話になっております武正です。
 生まれは、過疎化の進む四万川地区で、愛媛と県境の集落から嫁いできました。
我家は、屋根付き橋(御幸橋)のある三嶋神社と吉祥寺に見守られながら町道を700m程登ってきた小谷の側にあります。
 一昨年まで息子家族と同居しておりましたが、同じ敷地内に居を構えましたので、現在は楽器やカラオケ大好きの夫と二人暮らしです。

 伊香賀研究室との出会いは、支援センター長からかかってきた、「慶應義塾大学の研究のお手伝いをするアルバイトをやりませんか」という一本の電話からでした。
 その頃の私は、介護福祉士として25年間勤めてきた町内の施設を退職し、のんびりと第二の人生を満喫している時期でもあり、軽くお断りのつもりで「他を当たって誰もいなかったら声を掛けて下さい」と申し上げましたが、結果的に他に誰もいなかったようで、お引き受けすることになりました。
 現在では、引き受けて本当に良かったと感謝しています。

 当初、私の役割は「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」に参加していただく民生委員長や推進員の皆さんへの連絡調整が主でした。梼原町の皆さんは、とても情が深く協力的です。
 お願いすればお忙しい中でも必ず対応して下さいます。分かっているから言い出しにくいこともありました。しかし、分かっているからこそ、粘り強くお願いもしました。
 伊香賀先生、安藤先生をはじめ、研究室の学生さんたちも、皆さん来町すると、協力して下さるモニターさんへの細かい配慮に徹していました。そしてすっかり馴染みの知人となり、年の差関係なく「○○チャン」と呼び合えるまでの人間関係を作っていきました。
 かく言う私も、いつの間にかお友達感覚で話している自分に気付きました。

 20年も前になりましたが38歳の実弟が癌で、義母は膵炎で私の年齢には亡くなっています。
そんな関係で、健康には十分気をつけているつもりでしたが、住宅環境が体に及ぼす影響など考えたことはなく、この仕事で研究結果の説明に関わる中から学ばせていただき、我が家にも脱衣所・浴室に暖房機器などを設置しました。
 また、運動不足解消にできる限り徒歩で出かけるようにもなりました。
 何よりも、町内6区に出かけ住民の皆さんとふれあい楽しい時間を持つことができ、いまでは通りすがりに声をかけていただける幸せを実感しています。
 今回の経験で、生まれ育った地域を見直すことができ、私の世界が広がりました。

 プロジェクトの期間はあと半年ですが、これからも伊香賀研究室と住民の方々とのつながりを大切に、明るく元気にお仕事させていただきたいと思っています。

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