ブログ記事

ゆすはら推進員便り
戸梶 圧美 2013年02月27日
健康文化の里づくり推進員 8期生
会長 戸梶圧美さん
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今回の慶應義塾大学の皆さんの調査にも推進員として積極的に参加しています。
東京からおいでていただき、こうして梼原の町に滞在しながら、健康に関する調査をなされるとのこと、本当にうれしく誇らしく思っています。

私は推進員をさせていただくのは今回が初めてです。
今日まで健康診断が近づくと、近所の推進員さんが問診票を持って家まで来てくれ、明るく笑顔で健診を勧めてくれていました。
仕事や用事があり、受けに行けなかったときには、
「拾い健診※があるき、今度は是非受けてね」と、またまた家まで来てくれて、本当に感謝感謝で健診を受けさせてもらっていました。
(※「拾い健診」とは、地区ごとに行われる総合健診を都合で受けられなかった人などを対象に行う「日曜健診」のこと。)

2012年4月から私たち8期生の番となりました。
心を込めて健診のお誘いをしたい、と頑張ってきました。
去年の春頃のことです。
私のお店のお客さまの中で、すごく健康に関心があるだろうな、と思う方に健診の話をすると、
「それがねえ、私受けに行ったことがないがよ」
と言われ、びっくり!
「病気になっちょったらどうするが!! これからは私らあが誘いに行くき絶対受けてよ!」
と言ったことでした。 画像
健康文化の里づくり推進員の目指すものは、健康に対する自己意識を高めるとともに、「自分たちの健康は自分たちで守ろう」とする地域ぐるみの積極的な健康意識の普及に努め、家族や地域とのふれあいや支え合いを大切にして、健康を基本とした地域づくりに寄与することです。
人に勧めるには、まず自分が心身ともに健康でなければならないと思います。

私は梼原病院の内田院長先生に、
1,毎日笑って暮らすこと
2,食材をまんべんなく食べること
3,悪いところは早く見つけて、早く対処すること
4,友だちとたくさん話すこと

以上のことが大切だと教えてもらって、実行するよう努力しています。

2つ目を実行するために、平成21年からエプロン会(梼原町食生活改善推進協議会)に入れてもらいました。
「梼原町エプロン会のゆすはら生涯現役10カ条」を皆さんご存じでしょうか?
食生活によって、食習慣やマナー、仲間との交流、それからもっとも大切な食事で病気に対する抵抗力や免疫力を作るのです。その勉強ができるので、私をエプロン会に誘ってくれた友だちに本当に感謝しています。


推進員になってすぐに、7期生との合同研修会を2回もしてもらいました。
私は右も左も分からないし、何をしていいのかも分からなかったので大変助かりました。
しかも、7期生の会長は私の同級生!
気長に教えてくれるし、聞きやすいし、やさしいし、頼もしい存在でした。 画像
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推進員の活動として、東区の「いきいきふれあい広場」にも参加し、食事をつくって皆さんと一緒に食べたり、話したり、楽しい一日を過ごしました。
でも慣れていなかったので、反省もたくさんありました。
地区別研修会では、”キャラバン・メイト(認知症サポーター養成講座の講師役)”の勉強会。認知症の方との接し方について学びました。
次に、救命講習。AEDの使い方や胸骨圧迫法、人工呼吸の仕方、どれをとっても今まで経験したことのない事ばかりで、教えてもらって、少しずつ人として成長しているのかな?と感じています。 画像
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それから、推進員の役割として一番大切なことは、総合健診のお手伝い。
間違えないようにしっかりと説明会を受け、前日の準備から当日まで、一生懸命しっかりと笑顔で楽しく頑張らせてもらいました。
特に男性は、今の私の年齢にならないと言えない、前立腺の検査を勧めました。
このことも、梼原町民は本当に恵まれていると思います。前立腺の検査、なかなか行きにくいものだと思います。もちろん主人にも受けてもらいました。

私たち梼原町民は、年に1回の総合検診、女性は2年に1回のマンモグラフィー健診と子宮ガン検診を受けることができます。受診すれば、次の健診まで安心して暮らせます。
町外の親戚や友人・知人たちからも、
「梼原はすごいねえ! えいこと。本当にうらやましいちや」
とよく言われます。
そんなときは、ちょっと心の中でいばれます(笑)

総合検診や推進員の活動を通じて、支援センターのあり方、そしてその中で頑張って働いている職員の方たち、心より尊敬いたします。
町民に対するあたたかさ、思いやり、心配りをずっしりと感じます。
また推進員の活動には全員でフォローしてもらっています。

この健康長寿の里づくり推進員制度を梼原町民のために、末永く続けてもらいたいと願います。
これからも8期生の推進員の皆さんとのつながりを大切にして頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

※健康推進員とは・・
1977年から始まった梼原町独自の「健康推進員制度」によってできたもの。この制度では、住民同士が話し合い、20戸に1人の割合で推進員を推薦(3年任期)。選ばれた住民は研修会などに参加して病気の知識を蓄え、医療者と町民の間をつなぐ役割として、健康診断の受診を住民に呼び掛けるなど様々な活動をしています。
創設から35年の歴史を重ね、健康への知識と意識を備えた推進員経験者は年々増加。現在までに計1300人を超え、町の人口の約3分の1を占めるまでになり、町にとってはかけがえのない財産となっています。

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