2014年11月3日、高知県梼原町のゆすはら座で、「みんなで未来につなぐ　福祉のまちづくり大会」と題したイベントが行われました。
これは、梼原が、1964年、昭和39年に『福祉村宣言』をしてから今年で半世紀という節目を迎えるにあたり開催したものです。
梼原町長をはじめ、町議会議員、町民、そして、「ゆすはら健康長寿の里づくりプロジェクト」のメンバーも参加し、盛大に開催されました。

会場入口には、梼原の子どもたちのメッセージも飾られていました。
梼原こども園の幼稚園児は「笑った顔の絵」、梼原学園の児童たちは「ありがとうメッセージ」、梼原高校の生徒たちは「将来の梼原に願う事」というテーマでつづったメッセージの花。
子どもたち一人ひとりの思いを乗せて咲き誇っていました。

そして、代表の子どもたちによる発表が行われ、プロジェクトメンバーである、首都大学東京の星丹二教授がそれぞれの発表に講評を行いました。
家族や友だち、先生への感謝の思い、将来、町でカフェや観光農園をつくりたいという夢など、子どもたちの夢のある発表に会場は盛り上がり、予定時間をオーバーしての熱のこもった講評となりました。

皆さんの話、本当に夢があっていいですね。
夢を持つということは素晴らしい。そしてそれを支えているのは、家族、地域の力だなと感じました。そして、その夢を支援する環境を梼原では行政がしっかりつくっているな、と。
梼原のすばらしさは環境。そして、福祉の町であるということ。実際、この10年間でどんどん長生きになっています。しかし、まだまだ伸びると思う。そのためには住宅も大事。
人々の心と健康に良く、子どもたちの夢を育む大切な家についての研究を、これからも伊香賀先生とともに取り組んでいきたいと思います。

そして、イベントの最後に矢野富夫梼原町長から、「福祉のまちづくり宣言」がなされました。
その全文をご紹介しましょう。

ダウンロードはこちら：福祉のまちづくり宣言[PDF2.49MB]